毎日の仕事に疲弊して育児との両立ができない。
子育て中の働き方に悩んでいる。
出産後の転職を検討している。
そんな悩みをお持ちの方に、この記事では二児の母、看護師歴13年、転職経験3回、ブランクから復職した経験談や、ママナースにとって働きやすい職場についてまとめています。
- ママナースの働きやすい職場
- 常勤・非常勤勤務のメリット・デメリット
- 子供が2歳の時に潜在看護師が復帰した体験談
ママナースが働きやすい職場 4選
まず初めに、働きやすい職場は自分にとって仕事を優先するか育児を優先するか価値観によって変わります。
まずは家族で話し合い、現実的にどういった働き方ができるか何を優先したいかを考えることが重要です。
キャリアアップのために正規職員として勤めるのであれば、夫や両親など家族の協力が必要になるケースが多いです。
私なりにママナースの働きやすい職場を考えてみました。
- 総合病院の外来など夜勤のない部署
- 訪問看護
- 健診センター
- 企業の健康管理室
この他、ゆるくのんびり働きたい方におすすめの職場は以下の記事にまとめています。
総合病院の外来
公立病院やある程度の規模の民間の総合病院の外来は、勤務している看護師の人数も多く、休みを取れやすい、残業も少なく働きやすい職場といえます。
また、大きな病院は院内保育室が完備されていることも多く、小さい子供がいても復帰しやすいです。
以前勤めていた公立病院では、育児中の看護師は外来勤務している方が多く、ほぼみんなママナースだったので休みの希望も取りやすかったり、残業も基本はなく、たまにあっても協力し合って勤務していました。
外来勤務以外でも地域連携室や健診部門など、希望の部署に移動して育児と両立していたママさん看護師がたくさんいました。
非常勤勤務で子育てと両立している人もたくさんいます。
訪問看護ステーション
訪問看護のメリットは夜勤がないことに加え、事業所には寄りますが、土日休みの事業所が多く、家族と休日の時間を過ごせるというメリットがあります。
夜間や緊急時の対応は、事業所によって異なるため、オンコール対応を免除してもらえるかなど、職場の理解が得られる事業所を選ぶことが重要です。
健診センター
健診センターは朝早い勤務があるところが多いですが、そこを調整してもらえたり、土曜勤務でも大丈夫な方はいいと思います。
多くの健診センターは日曜祝日は休み、残業も比較的少ないところが多く働きやすい職場といえるでしょう。
仕事内容や給与が気になる方はこちら
企業や大学などの健康管理室
これは求人が少ないのでハードルが高いですが、土日休みで残業が少ないという職場が多く、育児との両立はしやすいと言えます。
かなり好条件の求人になるので競争率は高いですが、求人をみつけたときには挑戦してみる価値はあると思います。
看護師の人数が少ない職場は要注意
クリニックや保育園、デイサービスや介護施設などの職場は、働きやすい職場もあるでしょうが、看護師の働いている人数が少ないと休みがとりにくいので要注意です。
実際、私がクリニックの正職員として働いていたときは私以外に正職員がもう1人しかいなかったので、ほとんど休まず3年間頑張りました。
非常勤のパートさんで子育てされている方はいましたが、ある程度子供が大きい方でした。
急な休みの時に、代わりを探さないといけなかったり、代わりの人数も少ないので大変だと思いました。
クリニックで働いていた体験談はこちら
クリニックや保育園、デイサービス・介護施設などで働きたい方は、看護師の常勤の人数や育児中の看護師の多さなど、職場環境を事前に確認するのをおすすめします。
個人的には福利厚生の整っている総合病院が一番働きやすい職場ではないかなと感じます。
常勤・非常勤(パート)のメリット・デメリット
育児との両立が難しく、非常勤勤務を検討している方も多いかと思います。それぞれのメリット・デメリットをまとめました。
常勤(正規職員)のメリット
収入や福利厚生
時短制度がしっかりある。
昇給やボーナスあり。
キャリア形成ができる
キャリアアップして管理職を目指したり、経験を積んで大学院へ進んだりと道が開ける。
常勤(正規職員)のデメリット
長時間勤務や休みがとりにくい
時には残業とか休日出勤とかもあることも。
委員会とか勉強会とかいろいろある。
精神的負担が大きい
責任ある役職をまかされるなど、精神的負担が大きくなる。
非常勤(非正規・パート)のメリット
育児優先にできる
勤務時間に融通が効いたりと、育児優先にできやすいです。
精神的負担が少ない
責任ある役職や係につくことがないので、ストレスが減ります。
非常勤(非正規・パート)のデメリット
給料・待遇面が良い
ボーナスがないなどとにかく収入が正規職員とは全く違う。
昇給がほとんどなかったり、有給が少なかったり。
キャリアアップしにくい
仕事が物足りないと思うことや、周囲のキャリアアップしていく同僚や大学同期の人たちをみて焦ることも。
表裏一体なので、仕方ないですが、子育て優先するためにはある程度諦めなければいけないこともあるかなと、今は思っています。
子供が2歳の時に復職した体験談
ここでは子供が二歳の時に潜在看護師から復職した体験談を紹介します。
第一子妊娠中にクリニックを退職
私はクリニックに勤めている時期に第一子を妊娠してクリニック常勤の仕事には戻る自信がなかったので退職しました。
出産後は仕事せず子供が2歳になる頃まで専業主婦でした。
育児だけの毎日がしんどくもなってきて、そろそろ働こうかななんて思っていた時期にご縁があって、復職しました。
約2年半のブランクを経て復職した子育て中の看護師が働きやすい職場
ブランクがあり不安な中、総合病院の非常勤勤務として復帰しました。
非常勤勤務を選んだのは育児を優先したかったからです。
復帰したのはママナースにとって働きやすい職場でした。
- 院内保育室の完備
- 育児中の看護師が多い部署
- 休みがとりやすい
- 残業がない
院内保育室の完備
復職の決め手は院内保育室があることでした。
そこに預けながら働けるので近くなので安心ですし、いわゆる保活問題もなく、スムーズに復職できることができました。
院内保育室のメリットは子供に何かあった時にすぐに迎えに行けるということ。
初めて子供を預けるのって、子どもにとってももちろんストレスですが、親にとってもドキドキだし、ずっと側にいた子供と離れるのがすごく寂しかったのを覚えています。
なので、すぐ近くにいるんだっていう安心感は大きかったです。
預けて働くことにも慣れたころに、自宅から近い認可保育園に入ることができ、転園しました。認可保育園に入る際も、すでに働いて別の保育所に預けているということで点数が高くなり、入りやすくなったと思います。
育児中の看護師が多い部署
復職したのは、総合病院の地域連携室で、電話応対などの事務作業メインの仕事。
育児中の看護師が多く、子供の用事や病気で休んでもお互い様という理解のある職場でした。
休みがとりやすい
ある程度の人数がいる部署なので休みがとりやすい、育児を優先できる。
職場には育児経験者の方が多いので理解がある。
残業がない
非常勤勤務なので時間きっちりに上がることができます。
ブランクが長くて不安な場合
育児に専念して長くブランクがあると職場復帰が不安になりますよね。
私もそうでした。
しかし、事前にブランクがあっても大丈夫か聞いていたので不安は解消されていましたし、実際丁寧に教えてもらえることができました。
転職サービスなどを利用すると、事前に不安があることを相談できるので良いのではないかと思います。
あとは勉強ですね。ブランクがあるとやはり知識的にも技術的にも不安があるので、最新の看護事情を調べたり、基本的なことを確認したりすることが必要です。
求人探しには転職サービスを利用するのがおすすめ
求人探しの際は、子育てと本当に両立しやすい職場なのか、内部事情を詳しく聞ける転職サービスを利用するのがスムーズです。
直接聞きにくいことも確認しやすいです。
- 家事・育児・仕事に忙しいからこそ求人探しの時短になる
- プロのキャリアアドバイザーに相談することで、自分の考えが明確になる
- 条件の良い非公開求人を知れる
- ママさんナースが多い職場か、など内部事情を事前に聞ける
- 履歴書の添削や面接のサポートをしてくれる
- 面倒な手続きや聞きにくい給料交渉などしてくれる
もちろんメリットだけでなく、デメリットと感じることもあります。
よく聞くデメリットとしては、連絡がしつこい、アドバイザーさんと合わなかったなどです。
ある程度信頼のおける看護師転職サイトに登録すると、そのようなデメリットも少なくすみます。
実際にサービスを利用した851人に行ったアンケートの回答をもとに作成された「2022年オリコン顧客満足度ランキング」で「担当者の対応」、「交渉力」、「紹介案件の質」の3つの項目でNo.1を獲得した、「レバウェル看護 ( 旧 看護のお仕事 )」は、まず登録しておきたい大手の転職サイトです。
登録して相談するだけでも参考になるかと思います。
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託児所ありの求人も多いのでママナースにおすすめです。
ママナースにおすすめの求人例
常勤の場合
愛知県の総合病院(400床)
日勤常勤 8:15~17:00
月収154,350円~215,250円 (手当含む)
日曜・土曜・祝日 休み
復帰支援が充実、ブランク明けでも安心、託児所利用可
非常勤の場合
神奈川県の総合病院(150床)
日勤のみ 8:30~17:15
時給1,825円〜
勤務時間や日数の相談ができる
託児所利用可
参考:レバウェル看護 ( 旧 看護のお仕事 )求人情報
など、多数託児所完備で、好条件のお仕事が多数ありました。
人気の好条件求人は非公開、登録が必要です。
転職を検討している方はまずは無料登録で相談をおすすめします。
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育児との両立がつらくて仕事を辞めたい方 私は辞めました
私自身は2021年7月に次女が保育園登園拒否になってしまい、仕事を辞めました。
1歳からずっと保育園に預けて、もちろん朝預ける際に泣くことはありましたが、初めての嫌がり方で、どうしてもいってくれないという日が続き、悩んだ結果辞めることにしました。
やはり子どものことを優先したかったからです。
非常勤勤務だからやめてもいいかなと踏ん切りがついたところもあります。
管理職の先輩看護師さんに聞くと、泣いてもかまわず保育園に預けてとにかく仕事してきたと聞きます。
仕事はまた後からでもできるけど、子供が小さいのは今だけなので子育てにできるだけ後悔したくないなと思い、思い切りました。
実際辞めてみると、子どもとべったりの生活が結構大変だし、社会とのつながりがなくなってつらいという思いもあります。
しかし、子どもはとても毎日楽しそうなのでその笑顔を見ると辞めてよかったなと思えます。
なので、個人的にはほんとに仕事が辛くてやめたいならやめた方がいいと思っています。
子育て中看護師は何を優先したいか考えて職場を選ぼう
仕事と子育ての両立ってほんとに悩むことも多いですよね。
患者さんにとっての看護師さんはあなた以外にもいますが、お子さんにとっての母親はあなただけです。
子供にとって、夫にとって、家族がみんな幸せである働き方を考えていければいいですね。
仕事を辞める選択、常勤で夜勤もする選択、非常勤で働く選択、正解はありません。
ハチブロさんの看護師ブロガー紹介のこちらの記事は色んな看護師さんのブログが読めて楽しいです。
是非ご覧ください
最後の相互リンク集に掲載していただきました。ありがとうございます。